IPv6 GUA で /64 より細かいプレフィックスは設定しないほうがいいかも

または、できないかも

なぜか

IPv6 グローバルユニキャストアドレスの下位 64 ビットはインタフェース ID*1 として確保されてる。
したがって規格上 /64 がネットワークアドレスとして使える最小の単位となる。

 2001:0db8:3c4d:0015:0000:0000:1a2f:1a2b
|              |    |                   |
+------+-------+--+-+---------+---------+
       |          |           |
 サイト接頭辞     |    インタフェースID
    48 bits       |         64 bits
             サブネットID
               16 bits

このため、ルータやクライアントの実装によっては /64 より細かく切ったプレフィックスを定義・設定すると、疎通がとれない、アドレス配布ができないなど、思わぬ問題を起こすことがある。起きた。

こまること (こまったこと)

reference

RFC 2374 - An IPv6 Aggregatable Global Unicast Address Format
https://datatracker.ietf.org/doc/html/rfc2374

IPv6 アドレス指定の概要
https://docs.oracle.com/cd/E19253-01/819-0380/ipv6-overview-10/index.html

IPv6 対応ガイドライン (pp.32)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000301462.pdf

備考


*1 インタフェース ID はクライアントがインタフェースの MAC アドレスから自動的に生成したり、手動設定で決める

添付ファイル: file1.png 17件 [詳細]

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Last-modified: 2023-08-09 (水) 08:43:52