#author("2023-07-11T09:50:42+00:00","default:mogamin","mogamin")
#author("2023-07-11T10:01:00+00:00","default:mogamin","mogamin")
* SVEA 123R [#p85d3f5c]

某フリマで SVEA 123R を入手したので、パッキンの交換と表面の研磨をした。

まず風防とチューリップ (火口) を取り、調整キーでニップルを回してはずす。
調整キーでスピンドルを左に回して中のニードルを上にめいっぱい上げ、ニードルをつまみ上げながらスピンドルをさらに左に回して取り出す。

#ref(./2023-06-03_10-14-39_747.jpeg,50%)

スタッフィングボックスを調整キーかボックスレンチで回して取り外す。調整キーだと1周まわしきれないので、ボックスレンチのほうがいい。
なお、このあと交換するグラファイトパッキンは、スタッフィングボックスの締め込みで変形させてスピンドル周りの隙間を密封しているので、スタッフィングボックスをいちど外したらグラファイトパッキンは換えたほうがよさそう((観察のために分解だけしてまた組み戻して使う とかの場合、スタッフィングボックスまではずすのはやめたほうがいいってこと))。

#ref(./2023-06-03_10-26-01_447.jpeg,50%)
#ref(./2023-06-03_10-27-20_670.jpeg,50%)

スタッフィングボックスを外したら、調整キーでスピンドルを左に回しきってはずす。

#ref(./2023-06-03_10-29-31_622.jpeg,50%)

古いグラファイトパッキンとメタルリングが一体化したなにか。

#ref(./2023-06-03_10-56-47_924.jpeg,50%)

マイナスドライバなどできれいにはがす。

#ref(./2023-06-03_10-38-55_390.jpeg,50%)

バーナーの中に古いグラファイトパッキンが残るので、千枚通しなどでかき出す。

#ref(./2023-06-03_11-15-04_744.jpeg,50%)

注油口のフタをはずし、裏側のパッキンをマイナスドライバなどで取り出す。
写真に残してないけれど、しくじってフタ本体に傷が入ってしまった。

#ref(./2023-06-03_17-03-30_287.jpeg,50%)

ピカールで研磨。映り込みチェックが大変になった。

#ref(./2023-06-03_17-08-13_821.jpeg,50%)

新しい注油口パッキンをはめ込む。
マナスル121用のものが適合する。

#ref(./2023-06-03_17-14-52_693.jpeg,50%)

すみっこが浮くので、マイナスドライバなどできれいに押し込む。

#ref(./2023-06-03_17-16-47_111.jpeg,50%)

スピンドルの取り付け。
メタルリング → 新しいグラファイトパッキン の順に通し入れる。

#ref(./2023-06-03_17-17-15_177.jpeg,50%)

メタルリングには向きがある。中心に向かってくぼんでいる面をグラファイトパッキンに向けて通す。

#ref(./2023-06-03_17-18-09_292.jpeg,50%)

バーナーに差し込んで右に回して固定。

#ref(./2023-06-03_17-18-46_526.jpeg,50%)

スタッフィングボックスをはめ、しっかり締める。

#ref(./2023-06-25_16-41-58_922.jpeg,50%)

[[ニードルの高さ調整>https://www.star-corp.co.jp/qa/optimus/%e3%80%8a123r%e3%82%b9%e3%83%99%e3%82%a2%e3%83%bb8%ef%bd%92%e3%83%8f%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%80%8b%e3%80%80%e3%83%8b%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%ab%e8%aa%bf%e6%95%b4%e6%b3%95]] の手順にしたがって、ニードルをバーナーに入れる。
[[ニードルの高さ調整>https://www.star-corp.co.jp/qa/optimus/%e3%80%8a123r%e3%82%b9%e3%83%99%e3%82%a2%e3%83%bb8%ef%bd%92%e3%83%8f%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%80%8b%e3%80%80%e3%83%8b%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%ab%e8%aa%bf%e6%95%b4%e6%b3%95]]の手順にしたがって、ニードルをバーナーに入れる。
調整のコツはニードルのラックとスピンドルのピニオンが適切にかみ合うように、ニードルをかるくつまんでゆらしながらスピンドルを回すこと。
また、スピンドルを右に目一杯回したときの調整キーの向きを覚えておき、ニードルを入れたあともその位置まで調整キー (=スピンドル) が回せるか確認すること。回せないと消火ができない((スピンドルを右に締め切ることでバルブが完全に閉じて消火できる。))。

上の写真だけタンクにシミがあるのは、火だるまにした後日いじったついでに撮影したから。

#ref(./2023-06-03_17-31-58_859.jpeg,50%)

ニップルを締め、スピンドルを左に回しきったときにニードルが飛び出ることを確認する((これにより、ニードルがニップルに詰まったすすを押し出す。))。

#ref(./2023-06-03_17-38-54_133.jpeg,50%)
#ref(./2023-06-03_20-41-46_773.jpeg,50%)

炎の出があまり均一じゃないのでニードルを換えたほうがいいかも((後日新品のニードルを購入して交換してみたけれど、形状が変更されていて、バーナー内部に引っかかってバルブが締まらなくなり消火できなくなった。なので、既存のニードルにもどしてかみ合わせを調整してみたら、わりといい感じの炎の出になった気がしたので満足した。))。

** thanks to & links [#af5bcec9]

ニードル調整法 - 株式会社 スター商事
https://www.star-corp.co.jp/qa/optimus/%e3%80%8a123r%e3%82%b9%e3%83%99%e3%82%a2%e3%83%bb8%ef%bd%92%e3%83%8f%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%80%8b%e3%80%80%e3%83%8b%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%ab%e8%aa%bf%e6%95%b4%e6%b3%95

ナチュラム修理ブログ:【OPTIMUS SVEA123R】ニードル調整
https://naturumrepair.naturum.ne.jp/e2491357.html

SVER 123R メンテナンス - 自然が大好き
http://iwatekko.blog63.fc2.com/blog-entry-779.html

スベア123Rのメンテナンスに挑戦!消火できない症状はクリーニングニードルの調整で解消できます
https://keromarutenchou-blogroom.com/svea123r-mentenansu2/

耕作ときどきキャンプ:Optimus 123Rのニードル調整
https://horikosaku.naturum.ne.jp/e1172386.html

オプティマス・スベア123rの不完全燃焼解消メンテ報告
http://tanken.my.coocan.jp/tanken-2019stove123r.html

yuz1.blog.shinobi.jp/Entry/1556/
http://yuz1.blog.shinobi.jp/Entry/1556/

blog バイクにのる人Optimus 123R(SVEA)メンテナンス
http://ridesbike.blog97.fc2.com/blog-entry-380.html

トップ   編集 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS